慌ただしい毎日のなかで「もっと心に余裕のある暮らしがしたいな」と思ったことはありませんか。
SNSで見るような丁寧な暮らしに憧れても、「実際に続けるのは難しそう…」と私は感じていました。
丁寧な暮らしは、完璧を目指さなくても、小さな工夫や習慣を取り入れるだけで、日常はぐっと豊かになります。
お気に入りのものに囲まれたり、季節を感じながら過ごすだけでも心は満たされます。
今回は、丁寧な暮らしの特徴と無理なく取り入れる7つのコツをご紹介します!
<この記事でわかること>
①丁寧な暮らしの特徴5選
②丁寧な暮らしを無理なく取り入れる7つのコツ
③丁寧な暮らしを取り入れる5つのメリット
それでは、丁寧な暮らしの特徴5選から見ていきましょう!
丁寧な暮らしの特徴5選
気に入ったものを買う
丁寧な暮らしをしている人の多くは「なんとなく」ではなく、自分が本当に気に入ったものを選んで買います。
安いから、便利だから、という理由だけで選ぶと、すぐに飽きたり大切にできなかったりしませんか。私は、ついつい100均とかスリーコインズで買っちゃいますが、家に帰ってから似たようなものをすでに持っていた・・
なんてこともありました。
少し高くても「これが本当に好き」と思えるデザインや好きな色のものを手に入れると、毎日の暮らしがぐっと豊かになります。
気に入ったものを持つことは、日常をていねいに過ごすために大切だと実感しています。
大切なもので囲まれる
家のなかにある物を見渡したとき、自分にとって「大切だな」「これは大切だから長く使いたいな」と思えるものが多いと、自然と気持ちが穏やかになります。
ものが多いから安心するのではなく、少なくても心から好きな物に囲まれることが安心や心が満たされることにつながります。
私の場合、すごく大好きなキャラクターのぬいぐるみ、長く使っているお気に入りのお皿を見るたびに心がほっとするし、毎回「かわいい」って思える瞬間があると幸せの数も増える気がします。
大切なものに囲まれると、暮らしそのものが自分らしい空間に変わっていきますよ!
一つのことに集中する
マルチタスクで同時に色々やると、効率的ではありますが心は落ち着きません。
丁寧な暮らしでは、一つのことに集中するのが特徴です。
たとえば、お茶やコーヒーを淹れるときはほかのことを考えず「香りや音」を感じながら淹れる。
洗濯物を干すときも、服の手触りや風、柔軟剤のにおいに意識を向けてほかのことは考えない。
家事のなかの小さな一つに集中することが、心のざわつきを落ち着けてくれるんです。
私も「今ここ」そのときのことだけに意識を向けるだけで、日々の暮らしの充実感が増しているのを感じています。
季節を感じて生活する
丁寧な暮らしでは、四季を意識して季節を感じながら過ごすことも大切にしています。
旬の食材を料理に取り入れる、部屋に季節の花を飾る、気候に合わせた布団やカーテンに変えるなど、ほんの少しの工夫で季節を感じられます。
私自身、夏には涼しげなガラスの箸置きを使い、冬はなんとなく温かみのある陶器を使うようにしています。
生活のなかにほんの少しだけでも季節感を取り入れると、暮らしにリズムが生まれて、日々の生活のなかでふとした瞬間に新鮮さを感じられますよ!
シンプルが好き
丁寧な暮らしをしている人は、派手さよりもシンプルさを大切にする傾向があります。
物や情報を持ちすぎず、自分にとって本当に必要なものを残すことで、心にも余裕が生まれます。
私も以前は「いつか使うかも」とものを捨てられずにいましたが、整理や断捨離をしてシンプルに暮らすようになってから、なぜか気持ちがとても楽になりました。
シンプルだからこそ、ひとつひとつの物や出来事をていねいに感じられるようになるのかもしれませんね。
丁寧な暮らしを無理なく取り入れる7つのコツ
自分ができる時だけ完璧を目指さない
丁寧な暮らしと聞くと「毎日完璧にやらなきゃ」と思いがちですが、それだと疲れて長続きしません。大事なのは、自分ができる時にできることだけ取り入れることです。
たとえば、気分がのった日に少しだけ時間をかけて丁寧に料理してみる、掃除をていねいにやってみる。
それだけで十分です!!
毎日が完璧じゃなくてもすこしでも丁寧にできたことが積み重なると、無理のない自分らしい丁寧な暮らしになっていきます。
やめることを決めてみる
新しいことを始めるよりも、やめることを決める方が心が軽くなることもあります。
毎日完璧に掃除をするのをやめて、週末にまとめてやる。
夜遅くまでSNSを見るのをやめて、早めに眠る。
自分の生活のなかでダラダラしている時間や、「この習慣は本当は良くないんだよなぁ」と思っていることなど、やめることを決めると、時間や心の余裕が自然に生まれます。
無理をせず、自分に合わないことを手放すことも丁寧な暮らしを続ける秘訣です!
ながら作業のなかに取り入れてみる
生活のなかにわざわざ時間を作らなくても、日常のながら作業に丁寧さをくわえることはできます。
掃除をしながら好きな音楽や癒される曲を流す、料理をしながら香りや音を意識する、散歩しながら季節ごとに変わる木や草花、風のにおいに意識を向けてみる。
特別なことをしなくても、今ある生活のなかでほんの少し工夫するだけで十分です。
無理をせず楽しめるのが「ながら丁寧」な暮らしの魅力です
季節を感じてみる
四季のある日本では、(ここ数年は夏が長いですね)季節を意識するだけでも暮らしが豊かになります。
旬の食材を食卓に取り入れる、季節の花を飾ってみる、衣替えを少し工夫するなど、ちょっとしたことでも毎日の生活に彩りが生まれます。
私は、春には桜フレーバーのお菓子やお茶を選んだり、秋には栗やさつまいもフレーバーのものを選んだりします。
季節を意識しながら生活することは、心を整えてくれるような気がします。
やめることを決めてみる
新しいことを始めるよりも、やめることを決める方が心が軽くなることもあります。
毎日完璧に掃除をするのをやめて、週末にまとめてやる。
夜遅くまでSNSを見るのをやめて、早めに眠る。
自分の生活のなかでダラダラしている時間や、「この習慣は本当は良くないんだよなぁ」と思っていることなど、やめることを決めると、時間や心の余裕が自然に生まれます。
無理をせず、自分に合わないことを手放すことも丁寧な暮らしを続ける秘訣です!
小さなことを習慣にしてみる
生活のなかに大きな変化をいきなり取り入れるのは大変なので、小さなことから始めるのがおすすめです。
朝に白湯を一杯飲む、食事の時はテレビを見ながらではなく味やにおいに集中する、寝る前はスマホを手放して本を読んだり、一日を振り返ってみたりする。
こうした習慣は今日からでもできることばかりですが、続けることで心が整います。
小さな習慣を積み重ねることが、無理なく丁寧な暮らしを実現できますよ。
身の回りの物をお気に入りにしていく
毎日使う物を自分のお気に入りに変えるだけで、暮らしはぐっと豊かに感じられます。
たとえば、タオルやマグカップ、キッチン用品など毎日手に触れるものを少しずつお気に入りにしていくと、使うたびに「このタオル肌触りが好きだな」とか「マグカップの色が素敵だなぁ」など、自分の気分が良くなれる回数が増えます。
すべての一気に変えるのは難しいので、気に入ったものを少しずつ揃えていくとその過程もまた丁寧な暮らしの楽しみになりますよ。
自分の一番の理解者になる
丁寧な暮らしの本質は、「自分を大切に扱うこと」だと思っています。
無理をして頑張るよりも「今日は疲れているから休もう」「これは私にとって心地良いな」と自分の気持ちや心を大切すること。
人に理解してもらえなくても、自分が自分の一番の理解者になれれば安心感が生まれますよ。
自分を大切にすることこそが、無理なく丁寧な暮らしを続けていくうえで必要だと感じます。
丁寧な暮らし具体例10選
断捨離をする
物が多すぎると、暮らしも心もごちゃごちゃしやすくなります。
断捨離をして、本当に必要なものだけを残すと、部屋も気持ちもすっきりします。
私は、着なくなった服やあんまり気に入っていない服、読まなくなった本を手放したときに、驚くほど気持ちが軽くなりました。
ほかにも、今日はキッチン用品、今日は玄関回りなど場所を決めて断捨離をしていくと、断捨離していない場所も断捨離していきたくなるのでおすすめです!
丁寧な暮らしは、持つことよりも手放すことから始まるのかもしれません。
収納に余裕を持たせる
断捨離をすると収納にも余裕ができます。
ぎっしり詰め込まれた収納は取り出しにくく、使うたびにストレスになります。
収納に少し余裕を持たせるだけで、物の出し入れがスムーズになり、暮らしも心にも余裕ができます。
私は、食器やコップの見直しをして、お気に入りだけを残しましたが、取り出す時のプチストレスがなくなり気分が良くなりました。
物を探す時間もなくなるので、収納に余裕を持たせる状態を維持できると良いですよね!
時間をかけて自分にコーヒーを淹れる
忙しい朝でも、自分のためにコーヒーを丁寧に淹れる時間を持つと、一日の始まりが特別なものになります。
私は、コーヒーの香りやお湯を注ぐときの静かな時間を味わうことで、朝のせかせかしている気持ちが落ち着いていきます。
インスタントコーヒーも便利で美味しいですが、たまにはドリップコーヒーをゆっくり時間をかけて淹れてみると、日常のなかに小さな贅沢を感じられますよ!
また、お気に入りのコーヒーを見つけることや、その日の気分でコーヒーを変えるのも楽しみの一つになります。
朝の時間に手帳や日記をつける
朝の静かな時間に手帳を書いたり、日記をつけたりするのは、心を整える大切な習慣です。
その日にやりたいことを整理したり、昨日の気づきを残したりすると、頭のなかがクリアになります。
私は、朝コーヒを飲みながら手帳を日記を書くだけで、一日を丁寧に過ごせる気持ちになります。
朝の30分を自分のために使うことが、心の豊かさにつながっているのを日々実感していますよ。
書くことが習慣になると、書くときのペンの色や書きやすいボールペン、「今度はどんな手帳にしようかな」とか楽しみが一つ増えた感じです。
好きな雑貨屋さんに行く
心がときめく雑貨屋さんに足を運ぶのも、丁寧な暮らしの一つです。
雑貨そのものを買わなくても、空間やディスプレイを眺めるだけで気分がリフレッシュします。
お気に入りの一品に出会えたときは、それを購入し暮らしに取り入れることで楽しみが増えます。
私は、お気に入りの雑貨屋さんに行くと、心が満たされて帰ってこれるんです!
金額が予算より高いものも多いですが、「夏のボーナス時に買いたい」とか「お金を貯めてこれを買いたい」と思えた商品に出会えた時はワクワクします。
丁寧な暮らしって難しいことはしなくても、お気に入りの雑貨屋さんに行く、お気に入りのカフェで過ごすことで気持ちが満たされると丁寧な暮らしに繋がっていると思います。
ガーデニングや花を飾ってみる
ベランダや庭で植物を育てることや季節の花を飾るのは、暮らしに彩りや季節を感じる機会を与えてくれます。
水をあげたり、花の成長を見守ったりする時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれます。
私は、夏は野菜を数種類と花を育てていますが、食べる時も味わって食べるし、収穫できた時はやはり嬉しいです!
水やりも時には面倒に感じますが、心をゆったりと整えてくれる時間になっています。
育てるのが難しい人や、好きではない人は花屋で気に入った花を飾るだけでも気持ちに変化を感じられますよ!
オーガニックを取り入れる
食べ物や日用品を選ぶときに、オーガニックのものを意識してみるのも丁寧な暮らしの一つです。
すべてを変える必要はなく、野菜や調味料、スキンケア用品など身近なものから取り入れるだけで、安心感が生まれます。
体や環境にやさしい選択をすることで、自分を大切にしている実感が持てるのも嬉しいですよ
私の場合は、シャンプーやボディソープはオーガニックや無添加に切り替えました。
調味料もオーガニックが売っているスーパーに行ったときや、必ず毎回オーガニックと決めずにゆるくこだわっています。
お香やキャンドルを焚く
香りや火を見つめる時間は、心を落ち着かせてくれます。
お香やキャンドルを焚くと、自然と深呼吸したくなったり、瞑想したくなったりして気分がリセットされます。
私は、夜の読書時間や寝る前にその日の気分でお香の香りを選ぶのが習慣になっています。
ほんのり漂う香りや優しいキャンドルの灯りが、「丁寧な暮らしをしている」と実感させてくれますよ。
今はキャンドルも多くの種類があり、火を使わないものやパチパチと音がするキャンドルもあるため、お気に入りのキャンドルや好きな香りのお香を取り入れてみるのは、簡単なのでおすすめです!
寝る前は間接照明で過ごす
一日の終わりは蛍光灯の強い光ではなく、間接照明やキャンドルのやさしい光で過ごすと、自然とリラックスできます。
スマホやテレビの画面を少し控えて、落ち着いた空間で過ごすと睡眠の質も良くなります。
私は、蛍光灯の明かりを落として間接照明に変えてから、睡眠の質が良くなったように感じています。
間接照明は、非日常を感じることができ、お香との相性もバッチリですよ。
一日の終わりに、丁寧な暮らしを感じられると「明日も頑張ろう」って思えます。
自分の心に素直になる
無理に人に合わせたり、我慢しすぎたりすると心が疲れてしまいます。
丁寧な暮らしは「自分の心に素直になる」ことを大切にしていると思います。
嬉しいときは素直に喜ぶ、疲れたときは休む、やりたくないときは無理をしない。
そうやって自分の気持ちに寄り添うことが、本当の意味で丁寧に生きることだと感じています。
とはいえ、やらなければいけないことや、やりたくないこともしないと生きていけません。
暮らしのなかで、朝の時間、夜寝る前、週末の数時間などライフスタイルに合わせて、自分の心に素直になる時間を作るのも良いと思います。
丁寧な暮らしを取り入れる5つのメリット
心が落ち着く
丁寧な暮らしを意識するだけで、物事を時間をかけてゆっくりと進められるようになります。
慌ただしい毎日でも、一度立ち止まり呼吸を整える時間を持ったり、その時のことに集中したりすると自然と心が落ち着いていきます。
私は、朝のコーヒを淹れる時間を大切にするようになってから、気持ちが落ち着きやすくなりました。小さな習慣が安心感へとつながり、イライラや不安を和らげてくれると感じます。
小さな幸せを感じられる
何気ない日常のなかで「幸せだな」と思える瞬間が増えるのも、丁寧な暮らしの魅力です。
お気に入りのカップでコーヒーを飲む、窓から入る風に季節を感じるなど、小さな幸せを感じるたびに心を満たしてくれます。
なにか特別なことをしなくても、心が喜ぶ瞬間を暮らしのなかで感じられると、自己肯定感も自然に高まります。
私は、家族の洗濯物が風で揺れているのを見た瞬間や、ゆっくりと行動しただけでも心に余裕を感じられるため、「幸せだなぁ」と感じています。
無駄遣いをしなくなる
本当に気に入ったものを選んで使うようになると、衝動買いやストレスからの浪費が減っていきます。「これで十分」と思える気持ちが育つと、ものを大切に扱う習慣も身についてきます。
私自身、以前はつい安さに惹かれて買い物していましたが、今はお気に入りの一つを大切にするほうが満足感が高いと感じています。
自分に本当に必要な物だけを買う事や、お気に入りのものが高くても買うようにしていく結果、無駄遣いをしなくなりました。
暮らしが自然とシンプルになる
丁寧な暮らしを無理なく取り入れていくうちに、私は余分なものを手放し、自分にとって本当に必要なものと向き合うきっかけができました。
持ち物や習慣を見直すうちに、日々の暮らしはシンプルで心地よい形へと自然に整っていきます。
部屋が単に片づくだけでなく、心のなかのごちゃごちゃも整理され、気持ちの切り替えがスムーズになるのを実感しています。
暮らしが自然とシンプルになるのが、こんなにも心地が良いとは思いませんでした。
健康に繋がる
無理をせず、自分のペースで生活を整えることは、体の健康にもつながる可能性があります。
栄養を意識した食事を摂ることや、自分がリラックスできる時間を持つことは、心と体の両方を整えてくれます。
私は、食事を丁寧に作って盛り付けて食べるようになってからは、間食や「なんか食べたい」がなくなってきました。
小さな積み重ねが、ゆるやかに健康へと導いてくれているように感じます。